石川県にある学習塾たくとです。
そろそろ定期テストが近づいており、通塾生、ネット塾生ともに勉強に力を入れてくれています。
先日も「勉強する姿をよく目にするようになりました」と県外在住の生徒のお母様からメッセージをいただきました。そう、当塾はネット塾生を東京、大阪の大都市を中心にお預かりしており、最近目にすることが多いメタバースを活用しています。
部活で忙しい、他の習い事のために塾に通う時間がない、医療施設で保護者様が働いていて送迎しにくいといった理由で当塾を利用してくれています。
今回はメタバースの感想や工夫すべきポイントについて紹介します。
メタバースを自習室・教室として利用する
個人指導塾たくとは、2年前くらいからネット上での学習支援としてオンラインツールをフル活用しています。メタバース(ネット上にある空間)の塾スペースは当塾のメインと言っても大げさではありません。
・誰かの目が行き届いている状態で勉強させたい
・困ったときに質問できる・相談できる
ステイホームが叫ばれた期間、上記のサービスを望んでいる声が大きかったからです。それまでも質問アプリやコミュニケーションツールを多用していましたが、本格的に「インターネット上に教室をつくる!」ことが私の目標になりました。
そうして行動し始めた私が見つけたのがメタバースを活用したバーチャル塾でした。
無駄話できるほどの近い距離感が作れる
ZOOMやSkypeで個別レッスンをしてたときよりも、子どもの笑い声が目立つようになったという感想が増えました。一方、ZOOMやSkypeレッスンは終わった後の疲れが大きいという感想と対照的です。
少し、疲れた場合にはバーチャル塾上に設定した休息スペースに足を運び、BGMを聞いたり娯楽めいたことをする。時には乗り物に乗ってレースをするといった光景も。
オフライン部門を縮小しているので顔を見なくなった生徒同士でトークをする。そういった光景をオンライン上で目にするようになりました。
勉強とは無関係かもしれませんが、こういう時間は学校や塾には必要かもしれません。張りつめてばかりでは集中がもたないからです。
不登校対策にもメタバースを活用する動きも
インターネットのニュースでも話題になりましたが、自分だけの世界にこもりがちなお子様と外との接点を作るという目的で、メタバースを学校にするNPOや自治体も出てきました。
保護者や家族がいない時間にインターネットに没頭させる生活を危ぶむ声も多く、賛否両論の状態ですが、それだけメタバースを注目している人は多いのは間違いないでしょう。
当塾は田舎の塾でありながら、メタバースで恩恵をうけていることばかりなので、利用する側、運営する側がしっかりとルールや流れを作ればよさそうな気がしています。
勉強のためにメタバースを使うポイント
これまでテレワークとして人気が高いオンラインオフィスツールを数多く、私は試してきました。その中でレッスンに試してきた結果、こういう形がいいかもというポイントを紹介します。
当面は3Dより2Dベースがいい
メタバースは自分の代わりにゲームキャラのようなアバターを移動させて利用します。操作することを考えたら手間が少なく、目が疲れにくい2Dがいいと思います。
マインクラフトというゲームをしたことがある方なら分かると思いますが視点を動かす3Dはなれていないと酔うということも考えておくべきです。
話し下手のための手書きツール併用
人と話をするのに抵抗がない子なら、正直なところ何を使わせても良いのですが口下手であること、文章を作ることが苦手な子にチャット、トークいずれにしてもメタバースで円滑に指導するにはコツがいります。
また最近ではマスクを手放せないお子様がいるように、カメラ越しで表情を見せることに抵抗がある場合も多いです。当塾では手書きで質問、画像の送受信ができるアプリ「ロイロノート」を活用して指導に当たっています。
お子さんからすれば、上手く伝えられなくても、目の前にある問題を写真でとって講師に送るだけで十分な説明や行動のアドバイスが受けられます。
今後もメタバースに塾を夢に…
今回は石川県の学習塾たくとがメタバースを塾として利用している上での感想やポイントを紹介しました。オンラインゲームとメタバースの認識が混同して、認識がいろいろあるように思います。しかしオンラインゲームも人との交流に役立ち、またメタバースも人とのふれあいが期待できるサービスです。
たしかにリアルなチャンスも大切で、少しずつ段階を上げて成長を促すために、メタバースは使い勝手がいいのではないでしょうか。まだまだ工夫は必要ですが、当塾は積極的に活用していきます。