中能登町にある個人指導塾たくとです。
受験業界的には大学の推薦入試が賑わっています。おかげさまで、私がネット指導している男子が一名、志望する大学に合格しました。
これからは卒業するまでの時間を大事にして、英語の勉強とパソコンスキルに関する指導をしていく予定です。
今回はオンライン指導をするようになって、大学受験はつくづくフライングスタートだなと思ったことを述べていきます。
中学受験を経験する学生はいろいろ強い
私がここ数年で指導スタイルを変えてきた要因は、中学受験を知ったことにあります。大阪や関東エリアのお子様を見るようになって、石川県の高校生は受験競争になれていないと感じました。
中学受験する環境が少ない石川と比べて、都会では中学合格のために動くご家庭が多いです。塾、家庭教師、あくまで家庭学習でと選択肢は様々ですが、取り組む時間や熱量は18年の元プロ家庭教師人生の中では感じられませんでした。
すごい物量の問題、プレッシャーをはねのけて合格した学生はメンタルも強く、中学生でありながら高校生レベルの予習をしたり、検定試験で2級を取るというのも珍しくないです。
高校生スタートの地点で勝負が決まっている
石川県の高校生の大半が進学したばかりの頃、高校数学や高校英語をスタートする状況なのに、都会の高校生、特に中高一貫校であれば高校数学や英語の一巡目を終えようとしているケースが目立ちます。
スタートの地点でこれだけ差がついているので、有名大学や人気のある難関大学の受験となると、石川県でも有数の進学校に通う高校生が芳しい結果にならないのも納得です。
特に受験シーズンになって頑張るというのは夢物語かも。
唯一の鍵は具体的に考えること
ここまで触れてしまうと、石川県の高校生は大学受験で望みがないように思えてしまいますが、しっかり取り組んで効率よく学習をしていけば可能性は十分あります。
夢物語と言えば、有名なドラマ「ドラゴン桜」がありますが、じっさいに石川県の高校生がドラゴン桜のまねをして小学生レベルの復習から土台をかため、本当に東大合格したという実話もあります。(そのときは新聞でもデカデカと)
大事なことは、自分の状態を正しく判定して、補うべきところからしっかりカバーしていき、効率よく勉強を進めていく。それにつきます。
過去問をていねいに取り組むことがおすすめ
効率よく勉強をするには、望む先で実施される過去問を利用するのが一番です。
・出題される傾向をしる
・出題されるレベルが分かる
・解答解説で考え方が分かる
あれもこれもとムラなく勉強を完了し、都会の学生との差を縮めるのは難しいですが「出題されそうなこと」に制限をかけて取り組むのであれば、同等レベルにもっていける余地は大いにあります。
自分一人、ご家庭だけで判断するのが難しければ第三者を入れるのも良いでしょう。
受験合格には客観性と効率よい継続性が必要
今回は、受験対策をする際に感じたことについて考えを述べてみました。やはり一夜漬けのような勉強を繰り返しても、結果につなげることは厳しいです。
・点にならない原因
・目的と合致した勉強になっているか
それを踏まえて、いまの勉強方法をチェックしてみてください。