塾ログ@オンライン塾講師たくとのブログ

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国語学習に役立つ日本語学習のポイント

 

中学生向けに日本語能力試験について書いてみました。国語を苦手とする中学生が多いですが、日本語を学ぼうと来日しペラペラになる外国人はどうやっているか気になりませんか?

今回は趣向をかえて、日本語能力検定の内容や準備方法など、テストの概要を簡単に説明します。語学の習得にはアウトプットと耳が重要です。

 

日本語能力検定について

多くの外国人が日本で教育を受ける基準として、日本語能力検定「JLPT」を受検することが多いです。

JLPTにはN5とN4の2つのレベルがあります。 N5 レベルは N4 レベルよりも難易度が高いため、一部の学生は低いレベルで試験を受けるのに適しているかもしれません。

日本語能力試験は、聴解、語彙、読解、文法のセクションで構成されています。各セクション合計で 90 分が与えられます。聴解と読解は 60 分、語彙と文法は 30 分です。

リスニングスキルの向上が実用的

英語のテストでもリスニングがあるように、音で覚えること、耳で学ぶことが国語すなわち語学には必要なものといえるでしょう。

 

聞くことは、学校だけではなく社会人となっても不可欠な重要なスキルです。また、練習することで上達できるスキルです。

 

ポイントは受動的にではなく、積極的に耳を傾けること。語学を習得するには、積極的に耳を傾けて吸収しようとする姿勢が求められます。

時には、アイコンタクトをとること、メモを取ること、言われたことを要約すること、混乱のポイントを明確にすること、話者が言ったと思うことを繰り返す・要点を言い換えることが含まれます。

耳を傾けるリスニングスキルを鍛えると、他の人が言っていることを理解するのに役立ち、学習したことの吸収量が格段に向上するので意識して向上させたいポイントです。

 

日本語を覚えようとする外国人は積極的に、耳を傾け、良い意味でまねよう、学ぼうとする姿勢が目立ちます。見習いたい姿勢ではないでしょうか?

 

効率的な手書きテクニックで漢字を書くためのヒント

漢字は書かれた日本語の基礎ですが、曲線の言語が多い外国人にとって学ぶのは難しい場合があります。これは、くせ字がつよい小学生・中学生にも言えることでしょう。

手書きで漢字を書くためのヒントといえば、同じ力で姿勢良く書くこと。

- 書くときは、腕や手首を動かすストロークを滑らかになるように。

- 左から右、上から下に動くように書く。

・縦書きの場合は斜め下に書きます。(はねやはらいを意識する)

- 書くときは紙に手を置く(固定する)。
字を覚えるには、書くための姿勢やペンの持ち方など型から習ったはずです。

 

当たり前と言えば当たり前ですが、自己流に走ると読みにくい字になります。テストや試験では見知らぬ人に書いた字が読まれますし、正式な書類で書いた字はずっと残る物です。丁寧にかく意識は大事です。姿勢を正しく。

 

ケーススタディーでおぼえる感情表現

外国人が日本語を覚える上で、もっとも苦戦すると言われているのが表現の多さです。

天気の説明や感情を示す表現だけでも、途方もないものに思えるとか。

だからこそ、どうやって覚えていくかになると、自分が使うとしたら?と考えてのケーススタディーとなるようです。

 

〇〇はなんといいますか⇒教えて貰う⇒じっさいに言ってみる⇒通じるか試す

上記の繰り返しで、電話、買い物、道案内、お店での注文など生活に必要な表現から使える物を覚えていき、困ったこと、分からないことがあれば、その都度質問して吸収している外国人の方は。日本語を身につけるのが早いです。

 

共通すること・相違することの考え方

語学を学ぶ際には、違いを覚えることも大事ですが、共通している物がある場合もありがたいです。共通している物があることで、意識しないといけないものが際立つからです。

例えば、日本語の句読点と同じような役割がカンマやピリオド

これはそのまま、形の違いくらいの認識で良いですが、日本語にはアポストロフィ(’)やダッシュ(-)のようなものがないので、使ってはいけないとかの認識が必要になります。

 

新しいことを吸収するときには、類似と相違を交互に考えていくことがちょっとしたコツかもしれません。

 

小学生や中学、また受験で苦戦している高校生にとって覚えること、知らないことを身につけることは苦労の連続かもしれません。でも外国人が日本語を覚える熱量は参考にしてみても良いかも。

 

まとめ

今回は、中能登町の個人指導塾たくとが視点をかえて、勉強するポイントや意識を紹介しました。力のいれどころを変えると見える世界が変わるときがあります。
勉強がつらいと感じたら、少しだけ視点を変えてみませんか?