昨日は、住んでいる中能登町小金森の神輿の修理が終わった奉告祭が執り行われました。
縁がありまして、仏壇彫刻を長く続けている私の父も少し、神輿修理に携わりました。綺麗に仕上がった、神輿に笑顔を見せる小さな子供たちを見ると、私も嬉しくなりました。
夏に修理していた途中、私の父は体調崩し、入院していたので担当していた仕事で迷惑にならないかヒヤヒヤもしました。間に合って本当に良かったです。
小金森にある神社で、神事も行われ、杉本町長や山田県議のお言葉も頂きました。その中で印象に残ったものは、次の世代に受け継ぐということです。
今回修理したものは、数十年前からのものであり、今回改めて新品同様にリメイクされました。また、この神輿は数十年使われていくはずです。
そして数十年後には、また何らかの対処が行われていくでしょう。
そういう流れが伝統に結びついていくはずです。
よく考えたら学問も違いはありません。世の中を変えて来た人、作り上げてきた人が世に残したものを後世に語り継ぐ内容の一つとして知識や技術が存在します。
全ての生徒に、一定以上の水準で学力をあげるというのは並大抵のことではありません。私自身も、この20年何らかの試行錯誤は繰り返しています。
よくよく考えたら、教育の歴史は歴史の教科書で学ぶほど古い時代から行われてきたことです。そんな長いつながりでも、正しい方法というものが見つからないというのが現状でしょう。
せめて、いま関わる子供たちにとって受け継ぐことが可能な指導をしていきたいと改めて思いました。