しかし、頑張っている子や受験生とは外食してでも会話をするようにしています。この先生、ムダ話ばかりで大丈夫なのかな?と最初は不安でしたと述べる卒業生も多くいます。
病院の先生でも同じ考えの方々多いのですが、健康も勉強も家族の状況は本当に影響が強いと言えるでしょう。特に勉強に関して言えば、本人が意識して頑張ろうとしていても、誘惑を振りまく身内がいたり、家族の生活サイクルに影響を受けていたり、お子様の学習や睡眠サイクルがアンバランスということも珍しくないのです。
こういうことに気付いて指導に取り入れるようになってから10年以上が経過しています。先ずはトコトン、本人の好みや生活サイクルを聞くようにしています。それから打ち解けてきたら、家族のことや、兄弟関係などもツッコンで聞くようにしています。
そういうことが私なりに飲み込めて、それまで生徒がやってきた学習を徹底的に分析します。そうすると本人の傾向や穴みたいなものが見えるようになってきます。そうなれば、今まで取り組んだことがない学習方法みたいなものを提示するスタイルで指導が本格スタートするという流れが多いです。
勉強というのは1日の生活サイクルにある一部です。勉強単独で生活が成り立つのではないはずです。食生活、睡眠サイクル、家族関係、交友関係が上手くいけば、密度の濃い学習は絶対と呼べるくらい向上します。当塾での雑談や指導は、学習密度を高める指導でありたいと願って取り組んでいます。