それは何故かというと、それが肌身に染みるほどの修練を重ねた結果だからでしょう。スタートは親御さんからの指示によるものか、自分で決めたものによるかはわかりません。しかし、どんな要因があるにせよ、続けたこと、どういう意識を持って続けたかということが、人より秀でることにつながっていくからです。
私自身、振り返ってみると、同じように気づけば武器になっていたことは、自分の足で情報を収集しにいくこと、パソコンをいじること、文章を書き続けることのようです。
ここ数年は、社会人に文章を書くコツや情報を得るテクニックめいたものを教える機会が増えてきました。もちろん、受験に関する情報も普通の人が調べる以上に深いところまで見えるようになってきました。
それがあるから指導のノウハウ、ホームページ作りやメンテナンスといったことを、同業の仲間にすら指導できるようになっていました。
この間、ふと考えたら、自分では当たり前になっていたけど、人によっては難しいことって本当にあるんだなと感慨にふけってしまいました。
学習塾を運営している人は、こういう感覚って大事だと思います。生徒が気付いていない、実は大きな武器に気付いてあげられる可能性があるのは、気にかけて目を向ける大人である場合が多いからです。