中能登町のオンライン対応/子別指導「たくと」です。夏休みも早いもので、あっという間に序盤の3分の1が終了します。私はオンライン指導でも、県内以外にも、東京や大阪などの受験生や保護者様とも接点を多く持つようになりました。その中で、点数アップに欠かせない考え方をご紹介します。
時間がなくて勉強できないってホント?
私は面談をしていて、失礼ながらお子様だけではなく、保護者さまにも問いかけてしまうくらい気になるフレーズが「時間がない」です。確かに、勉強時間がとれなければ宿題も出来ないし、英単語や重要な用語を身につけることも不可能でしょう。言葉通りであれば、ゆゆしき問題です。
他の子は同じ状況じゃないの?
これも塾であるあるネタですが、塾や学校の課題が終わらない理由に「時間がない」を用いる生徒につい言ってしまいます。「他の子も同じじゃないの?」
これって、地味に重要なポイントなんです。保護者様でも、忙しくてということを勉強の仕方がわかっていないという理由の次に、よく使われることが多いためです。
他のお子様は、よっぽど暇人なんでしょうか?それとも、特別区で一日30時間あるのでしょうか?いずれも違いますよね?確実に。
ポイントは時間の意識です。
大が小を兼ねるには限界がある
小学校と違って、中学や高校には間違いなく時間の流れは変わっています。部活や補習を考えると帰宅時間は遅いです。自宅から遠い学校を選んでしまうと、それだけで勉強の開始時間が遅れます。また、小学生も最近では塾や習い事が多いお子様ばかりです。
そうなると、「一回あたり2-3時間とれるような」勉強時間が取りにくいということになります。
この大型学習時間を基準にして、勉強時間があるなしを問うているケースこそ問題そのものといえるでしょう。実は、勉強で点が取れる子の勉強は「小きざみ」が目立ちます。
当塾でも難関大やトップレベルの成績の子は小きざみ
いま成績が上位である子や、これまでも難関大や有名な学校に進んだ子は、15分から20分単位で教科や単元をローテーションするスタイルが多いです。その方がテストでの時間感覚も養えるし、制限があるから適度な負荷や緊張を持てるようです。
ひとつひとつを一回2時間にすると、本番でも時間が足りないというお子様も少なくありません。一回50分や80分あたりの試験に120分が当たり前の勉強だと向かない可能性もあります。
だから一回あたりを、ある程度絞る勉強の定着をおすすめします。同じ教科でも15-20分ごとに中身や単元を変えることがポイントです。
自分の動きを数値化しよう
しつこく言い続けていることですが、自分の動きやスピードを時間で把握しておくことが大事です。計算問題なら5分あれば5問解ける人が残り時間6分だったら?
よくわからない人が残り時間6分だったら?おそらく、残り時間に取れる行動に違いが生まれるはずです。
私は生徒たちに言います。
「読む時間や書く時間、大体の動きでできる量やスピードを把握しなさい。」と
普段はメリットを感じにくいですが、イザという時、きっと役立つはずです。
いまも20分ほど時間があれば15分程度の勉強をするお子様、2時間位ないと勉強する気が起きないお子様の相談を受けていますが、どちらが伸びそうか想像つきますね(^o^)
まとめ・小は大をかねる
小は大を兼ねる勉強は、砂山を積み上げることに似ています。いきなり大きな山を積むことは出来ません。小さな一粒一粒で土台を固めて、高く積んでいくのが通例です。勉強も似たような感じで、小さなブロックを組み立ててスタイルを作るように、小さな枠組の勉強を考えてみてはどうでしょう?
大きな時間ではなく、スキマ時間を活用する考え方は絶対に後で生きてきます!
小は大を兼ねる