ネット塾たくとのブログ~メタバースで個別指導~

石川県にあるオンライン専門の学習塾ブログです。オフラインの経験も合わせて30年以上経験あるプロのオンライン家庭教師が、取り組んでいる日常とおすすめ最新情報を発信しております。

評価は数字じゃ測れない――実績・口コミより重い“再依頼”の話

メタバースでオンライン個別指導の個人指導塾たくとです。

講師歴三十年。合格実績や星五つのレビューもありがたいですが、正直、毎春のように更新されるその数字にはどこか“賞味期限”を感じてしまう部分もありますね(その合格実績いつの?)。

ところが先週届いた一本のメールは、私の肩書きをいっぺんにヴィンテージへと格上げしてくれました。差出人は、かつて兄と弟の喧嘩をねじふせていたAちゃん――いや、もうAさん。文面には「先生、~母になりました」。目尻が0.3mmほど下がったのを私は自覚。

【神メール全文(抜粋)】

先生に出会えて勉強が楽しくなった日々を思いだし、また頼りたく連絡させて頂きました

読み終えた瞬間、お父様やお母様の職業、教えていたお家や部屋の間取りまで鮮明に思い出し胸が熱くなりました。やってきたことは、つながっているのだと。

あの頃と今とで“教える理由”が変わった

彼女は中高時代、雑談を交えながら理科や数学、時には自己PRの文章の書き方など、ああでもない、こうでもないと言いながら週2回のレッスンをしていた仲。

勉強は苦手と言いつつも、それでも「わかった!」と机を叩く瞬間だけは、今もスローモーションで焼き付いている。講師冥利とはこの一瞬に尽きると思っていましたが──どうやらまだ上があったらしい。

教える知識以外にも、生徒には伝わるものがあり、それが良いものであれば世代を超えて、また巡り合うのかもしれない。

初対面なのに“再会”――面談当日の珍騒動

約束の土曜。Zoomに映る親子。当時の面影がのこる母とどこか、彼女の兄や弟の雰囲気もある男の子(旦那様にはあってないので勝手な主観)。

「さすがにお子さんに、昔のこと詳しく言えないよね笑?」
いきなりジャブを出してみる。母Aさんが顔を真っ赤にするのを横目に、私はいろいろな話をふってみる、男の子はキョトン。お母さんはテンション高め、画面に映るのはよくわからない、おっさん。それもそうかもしれない。

それでも、たまにみせる笑い方、相槌の打ち方はAさんの面影が滲んで見えた。

“DNA”は確かに受け継がれていた

ひそかに、Aちゃんとの初回を思い出していた。事前に兄や弟の指導もしていたので、あまり新鮮味がない受け答えで時間が進み、そんなとき、勉強とは関係ないことで満面の笑みを見せたとき、、、それが一気にフラッシュバック。

「先生、いまは、どんなふうに教えているんですか?」
その質問に答えて、オンラインレッスンのやり方、教室がメタバースであること、実際に画面共有でメタバースをみせた瞬間。

一瞬ほころんだ、男の子の笑顔、、、あ、DNAは確かに受け継がれていた。

50を迎えた講師が今も指導を続ける理由

合格実績は翌年には更新され、口コミはスクロールの彼方へ流れていく。しかし「先生、またお願いします」という一行は、時空を飛び越え骨太に残る。

★学びはリレー、講師はバトン

今日から私は、Aさんが握ってきたバトンをお子さんへ渡す役目を承りました。もし走路が迷路なら、地図を描けばいい。障害物が出てきたら、一緒に飛び方を練習しよう。それが、先日誕生日を迎え、次の節目への一歩を歩みだした私の役目かもしれない。

まとめ――口コミの先にある“家族割り増し”の幸福

生徒が社会人になり、親になり、その子をまた預けてくれる。これほど高価な報酬はないでしょう。コロナが終わったと思ったら震災、工事や手を付けるべきこと、先立つものの不足、一時は引退も考えた。でも、「まだまだ引退できんな」と奮起。