中能登町の個人指導塾たくとです。おかげさまで、今年は中2受講生が例年より多いです。だからこそ、目を光らせることが多くなりました。
ただでさえ中学2年生は、受験に影響が出やすい学年です。また、2学期は中だるみしやすい時期でもあり、今回は中学2年生の勉強についてポイントを紹介します。
- 高校受験で出題が多いのは2年範囲
- 国語…心情や状況を読み取る「盆土産」から
- 数学…実力テストでもお馴染み「1次関数」「合同と証明」
- 英語…英検でも必須の「不定詞」「動名詞」「比較」
- 社会…地理「日本の各地域」歴史「江戸時代~」
- 理科…「動物」「天気」
- まとめ
高校受験で出題が多いのは2年範囲
石川県の公立高校の入試平均点は、6割弱です。そのため、中1、2年生範囲をばっちりにすれば、ある程度の志望校選択ができる状態になります、しかし、中学2年生の2学期の学習内容は非常に難しい単元が多く、どの教科も点数が取りにくいということがあります。
そのため、苦手や弱点を多く残した状況で3年生になり、受験勉強に苦戦するという場合が非常に多いです。そのため2年生で押さえるべき単元について、教科別に解説します。
国語…心情や状況を読み取る「盆土産」から
「盆土産」は現代の生活とは違い、出稼ぎで不在の父子家庭かつ田舎暮らしの子どもたちにまつわる話です。方言などもまざり、時代や環境に即して主人公の気持ちを読み取るのが難しいという子もいます。また、古典ですが、2年では「平家物語」「枕草子」「徒然草」を行います。まずは歴史的仮名遣いをばっちりにして、教科書の重要単語を定着させることが重要です。
数学…実力テストでもお馴染み「1次関数」「合同と証明」
1次関数に限らず、関数は苦手とする生徒が多い単元です。取り組みの大半は代入なのですが、公式や用語を正しく理解していない、???状態になりがちです。
そして、これからのヤマ場といえる「合同と証明」では、証明問題に苦戦する生徒が多続出します。
一種の証明テンプレートを身につければ簡単ですが、数学を説明することが苦手な生徒が非常に多く、最も差がつくところになります。
英語…英検でも必須の「不定詞」「動名詞」「比較」
これまでの過去形、未来形という特徴ある文とは異なり、「不定詞」や「動名詞」は、どの文にも付け加えることができる部品のような単元です。
使い勝手がよいことから、覚えることが多くなり、混乱が増えてきます。さらに、どっちがより大きいや少ないなど差を表現する「比較」が決め手と言えるでしょう。
いずれも英検を狙っている学生には外せない単元です。重要単語が多く出てきますので、しっかり覚えていくことが求められます。
社会…地理「日本の各地域」歴史「江戸時代~」
地理は日本地理ですが、それぞれの地域に入っていきますので、覚えることは細かいです。教育改正も重なり、単純に暗記するではなく、なぜそうなっているのかを説明できるレベルまで求められます。
歴史に関して言うと、長く続いた「江戸時代」に入ります。各時代の有名人物や出来事、政策、文化の流れをきっちり理解しておく必要があるでしょう。
問題に触れながら出題傾向に慣れつつ定着させていかないと、混乱しても不思議ではあありません。
歴史はいずれにしても、日本が変化を遂げた出来事や人物に着目していくと良いでしょう。入試に多く出題されるところとなります。
理科…「動物」「天気」
理科のヤマ場は、家電に囲まれた私達に欠かせない「電流」のところです。また、中2の理科は全体的に難しい単元が勢揃いしています。
「動物」の単元は暗記が中心に見えますが、小腸のつくりや血液循環、血液の成分、反射や反応、器官など消化や代謝、循環の仕組みを学ばなければいけません。
天気では、湿度の計算を始め、計算することも必要なので数学と同じ思考力も重要になります。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、中2の勉強がいかに大変か、その一端を紹介しました。
とにかくわからなくなったら、放置しないで早く解決して分かることが大事です。まずは、学校の授業や塾の授業を丁寧にやっていくことが最低限の条件になります。
どんどんわからないことがたまってしまうと、積もり積もって手のうちようがなくなる可能性も高いです。
今まで続けていた学習だけだと不足がでたり、分からないところが増えたり、となっていませんか?まだ取り返しがつく今だから、ちょっと負荷をかけて、頑張ってみることをおすすめします。