塾ログ@オンライン塾講師たくとのブログ

石川県にあるオンライン専門の学習塾ブログです。オフラインの経験も合わせて30年以上経験あるプロのオンライン家庭教師が、取り組んでいる日常とおすすめ最新情報を発信しております。

高校受験生の勉強法(秋)

 

中能登町の個人指導塾たくとです。夜や朝は肌寒く、布団が必要なこともおおくなりました。まだ日中は汗がじっとりするので、不思議な感じがします。

 

さて、今年も新型ウイルスで翻弄されて夏休みが終わっても、ばりばりオンラインで昼夜レッスンをし続けている当塾ですが、高校入試を控える中3生たちに激を飛ばすことも増えています。

 

今回は初めて人生に影響がある受験に直面する高校受験生と、そのご家庭へ秋に頑張ってほしいポイントを紹介します。

 

 

受験勉強のポイントは出題の違いを知ること

中学3年生のお子様やご家庭で多いのは、情報誌に書かれている合格ラインの点数の認識です。かなり低い点数で書かれているので安心されている場合がありますが、本番の難易度であって、普段の定期テストで考えてはいけません。

 

普段の定期テスト点数-50点=受験当日の点数の可能性

 

上記を目安に考えても問題ないでしょう。先日も雷落としたばかりですが、自分よりも低い点数をとる子が同じ高校受けることで安心していることに何の安心材料もありません。具体的な数字と可能性でこそ考えることをおすすめしています。

秋から始める過去問ベースの受験勉強

石川県の高校入試であれば、北國新聞社が出している受験過去問題集をご家庭に提案しています。

  • 過去5年分の公立高校過去問
  • 昨年の私立高校過去問
  • 模試の過去問(腕試し)

がまとまっているので受験の難易度を把握しつつ、問題慣れするにはうってつけです。

 

勉強の仕方をまとめると、以下のようになります。

 

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過去問に手を付ける

まずは昨年の私立過去問から始めると良いでしょう。私立の問題は2学期までの範囲が出題されるので、現行の授業と復習の勉強をするときの目安にしやすいです。問題の出され方を目にしてイメージを掴み、反復練習をして意識しないでも解けるようになることを目安にします。

過去問の進め方

過去問をどうこなせばいいか分からないという質問も多いですが、まずは本番のつもりで時間を測ってチャレンジしてみましょう。

 

ポイント

  • 目標点数を決めておく
  • 実際の点数との差を見る
  • 足りない部分だけ補う

一気に全てやろうとするとモチベーションも上がりにくいので、同じ大問だけ、同じ単元だけなど絞り込んで学習していっても大丈夫です。

反復練習のコツ

反復練習するコツは「音読」につきます。

まずはスラスラ言えるように、読めるようになるまで10~20回くらいは読んでほしいです。書く勉強とは違い、音読は短時間でこなせる勉強です。

 

苦もなく言える、読めるレベルになってから書く勉強、問題を解く勉強に移るほうがかなり効率がアップします。読めていない、覚えていない状態で書いたり、解いたりすることの非効率さは当塾で何度も生徒に指摘するポイントです。

過去問学習のコツ

過去問学習は、3周することを目安にすると良いでしょう。1周目、2周目はノートに解いて丸付けした後に不足している知識や解き方の順番を書き込むようにします。そのノートを音読して何も引っかかりがない状態であれば、3周目のときに、本番形式と同じ時間で全てが出来るか試してみる学習がコツです。

 

いきなり書き込むと、とき直しや見直しをしない子が多いので、まずはノートに!

受験勉強で大事なコツ

受験勉強をしているとまだ未習の範囲や出題にであうことも多いです。そういう時はせっかく教科書があるので、目を通してチャレンジしてみるくらいを期待します。受験本番は主題者が出す工夫が必要な問題に数多く出合うからです。

 

わからない問題でも、ある程度自主的に動けるようになれば受験本番でも有利になります。

 

よくある疑問/過去問は何回やっても大丈夫

過去問をやってしまうと、受験直前に解くものがなくなるから、、、と難色をしめすケースも少なからずあります。

 

当塾は、何回やってもいいし、同じ問題でも前回よりも短時間で解ける、周りの子にわかりやすく説明できるレベルになるとか、違う目標をもって同じ過去問チャレンジを促します。

 

ネットでニュースになるケースで、塾や予備校に通わず、現役東大合格する学生の中には教科書がぼろぼろになるほど7周繰り返す人もいることをご存知でしょうか?答案や参考書がぼろぼろになるくらい同じことをやってみませんか?

 

「わからないもの」を「わかる」プロセスを身につければ、受験勉強は楽になります。

受験勉強の仕方がわかれば高校生活も楽になる

私が受験生に話すことが多いフレーズですが、高校生になるための受験勉強は、教科が増えて難易度が上がる高校の勉強習慣を身につけるトレーニングのようなものです。

合格したら、、受験が終わったら、、終わりなんてことはありません。ずっと続くので、癖になるように調べる習慣、音読する習慣、見直すチャレンジする習慣を身につけてほしいです。

 

そうすれば来春に生活環境が変わっても恐れることはないでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回は石川県高校入試を始め、これから受験勉強に突入する中3とそのご家庭へ、勉強方法のポイントを紹介しました。

比較的過ごしやすい、秋の間に勉強習慣を身につけましょう。勉強に関すること、ご質問は気楽に当塾までお声がけください。