塾ログ@オンライン塾講師たくとのブログ

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伸び率の違いは塾、参考書!?点数アップしたい中高生の受験勉強

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中能登町にある個人指導塾拓杜です。しばらくブログをご無沙汰していました。少し首と肩を痛めてしまい、パソコンから離れています。少しずつ再開していきたいと思います。よろしくおねがいします。さて、今回は夏休みを意識する時期ですので、勉強をする大切な目的「点数アップの秘訣」についてご紹介します。

 

 

夏期講習でよくある話

私も塾や家庭教師が長いので、夏休みにある夏期講習前に、こんな質問うけます

「夏期講習やって点数あがるの?」

「塾いってるけど点数上がってないけど?」

正直、耳の痛い「あるあるネタ」です。ここで、よく私が保護者様、生徒さん本人に見せるのは、数ヶ月から半年に渡る指導履歴と学習内容に偏りがあるかないかの痕跡です。だいたい、ここで話が解決することが多かったりします。

 

好きな勉強だけしていませんか?

私がみている生徒で多いパターンは、「偏り学習」です。私は約束事に対して、本当にウルサイので、みんな行動はしています。しかし、分析してみると、同じ教科の学習、同じ系統の学習方法しかやっていないという勉強そのものの偏りが目立つパターンが存在します。

塾でも、家庭学習でも指摘するのですが「苦手」という一言で片付けて、また同じ方法の繰り返し、、、その方法で点数が出ていないのを認識しているはずなのに、、、

 

伸びしろを考えると同じ勉強方法は頭打ちかも

昔、本で読んだ昔ばなしですが、ある村でバッタを高く跳ばすコンテストがありました。そこには村一番の名人がいて、その名人に勝とうとする村人が良い餌、良い訓練、良い環境で育ったバッタを捕まえるなど、いろいろな方法を試しました。しかし、それでも名人が跳ばすバッタに勝てません。

困り果て、そのチャレンジャーが名人のことを尾行して秘密を探るとおもわぬところに秘訣がありました。

 

捕まえて、小さなかごの中にバッタを保管しているチャレンジャーに対し、名人はかごの中に入れず、自然に近い状態でのびのびとバッタを育てていました。これが、勝敗に大きな影響を及ぼしました。

 

枠にハマってしまうとレベルアップの限界が

これがどういう影響があるか?

それはすぐ頭の上に、制限があるとバッタは無意識に高く跳ぼうとしなくなります。跳ぶたびに頭を打ちつけてしまいますから(^o^)

でも自然の状態にいるバッタは、そんな制限をしりません。だから、常に高く高く跳ぼうとしてくれます。

これは人間でも同じじゃないか?と私は考えております。「自分はこうなんだ」「うちの子はこうなんだ」と、未知のことに対して取り組むべきことを制限していないでしょうか?

同じことをやり続けていることと、あまりやっていなくて成果が出ていないこと

どちらのほうが、取り組むと成果が出ると思いますか?

 

おそらく私と同じ答えになると思います。

 

受験で点数アップを真剣に狙うなら必要な3ステップ

中高生の皆さんで、受験生の方は今年の夏休みこそ、志望校への足がかりを作らなくてはいけませんね。ある程度、ご自分なりのルートができていればよいのですが、部活が終わったなりで何をしていいか分からないという方もいると思います。

そのために必要なステップを3つ紹介します。

  • ステップ①志望校を先に決める

よく点数が上がったら、志望校を考えるというお話を聞きますが、それだと間に合わないことが多いです。志望校を決めて、ゴールまでに必要な学力を逆算して勉強に取り組むほうが、よっぽど良いです。

  • ステップ②過去問は早いうちにやってみる

先に基礎的な学習をしてから過去問という勉強方法も一般的です。ただ、その方法で怖いのは、受験前に過去問に手を出して、「全く手が出ない」状態だったら?

というシチュエーションです。それならば、先に既習単元での過去問に手を出して、出来ていないところを出来るようにする取り組みこそ、おすすめします。

  • ステップ③リライトを大事にする

リライトはライターやっている私が大事にしていることですが、覚えたこと、知ったことを別の言葉で言い直す、書き直すことです。これを勉強でもやってほしいです。

家で勉強しているのに点数が出ないというお子様に多いのは、覚えたこと、やったことがあることを別に形にしてみることや、言い換える問題でどうして良いかわからないというパターンを多くお見受けします。

普段から、覚えたことを様々な形で表せるリライトをしておくことで、設問に大事な形で当てはめる土台として役立ちます。受験生には、リライトは地味に重要です。

 

個人指導塾拓杜ではやってないことを試す

当塾では、お子様の勉強習慣と偏りは、かなりシツコク分析させていただきます。

たまに問題集や教材などに原因があるのでは?というお問い合わせも頂くのですが、苦手という意識より生まれた「勉強の偏り」が大きな原因と捉えて、だいたいが解決してしまいます。

そのため保護者様にも、偏りと「苦手の決めつけリスク」をお話して、勉強を見直しして頂くようにしています。

考え方のトレーニングとして「脳トレ」も行っておりますが、最近は小学生のお子様に集中度が増した。書く勉強を大事にするようになったと、嬉しいコメントを頂いております。これも、考えるという苦手に取り組んだお子様のレベルアップです。

 

まとめ~どうできないか考えてみると点数アップかも?~

今回は勉強でデメリットとなりやすい、苦手と偏りの考え方について説明しました。出来ていないことや苦手は考えることが面倒くさいです(^o^) 

でも点数の伸びしろで考えたら、いままでやってないことこそ伸びます。それでしたら、まだ時間が取れる夏休み、苦手なこと、やってないことにチャレンジを強くおすすめします!