塾ログ@オンライン塾講師たくとのブログ

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まもなく石川県公立高校入試2019!まずは読解力を!

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中能登町の個人指導塾拓杜でも、大学受験のバタバタは落ち着きを見せています。滑り止めの大学が受かったもの、学費が75%カットの特待生合格を果たしたもの、そして本命に合格したもの、それぞれの努力の結果が形になりつつある状況です。あとは国立大学二次試験がきますが、高校受験も忘れてはいけないビッグイベントです。

今回は高校入試に向けてアドバイスを少しさせていただきます。

 

 

読解力が勝負の決め手になることは避けられない

大学入試に負けず劣らず、個人指導塾拓杜がこだわる指導が読解力をあげる指導です。文章を読み、設問が問うているものを正しく導きだす読解には、ちょっとしたコツと鍛錬が必要です。読解を身につけるには、いろいろなトレーニングがありますが、まずは高校入試では出題形式を把握しておくことが一番です。

 

石川県公立高校入試国語の問題構成

石川県の国語は、大きく分けると大問は4つになります。論理的な文章問題から始まり、小説と古典、最後に作文が来る構成は今年も大きくは変わらないでしょう。

これまでは文章の量・設問の難易度は全国レベルで比較すると標準ですが、記述問題の量が多いというのが石川県の特徴です。そのため記述問題の対策は欠かせませんが、自分の言葉で書く必要がないのに、自分の言葉で書こうと苦戦する学生が多いです。

記述問題を上手くなるには

乱暴な言い方かもしれませんが、「だれもあなたの意見はきいていませんよ」というのが記述問題の肝ともいえる大事な部分です。筆者の言葉と表現を借りて、すこしいじって書くだけです。

長文の中で重要な役割を果たしている文章を言い換えている個所から導き出すだけで、記述問題は点が取れるようになります。

長文を書いた筆者は大事なポイントを繰り返し、何度も言い方を変えて描写していることが長文には多いです。その言いかえの箇所と、こだわりあるキーワードをきちんとおさえて、設問の問いの答えになるように文章を並べていくだけです。

時には、接続語なども変える必要があり、ステップとしては言い換え箇所を2か3か所ピックアップして、接続語でまとめるという工程になります。この練習をする必要があるでしょう。

設問や長文を丁寧に読みこなす練習をしよう

大問1における論理的文章の長文は、物事に対する視点や文化の違いによる見方を新しく広げるようなストーリーが選ばれるパターンが多いです。偏った考えでは不十分で、いろいろなものに目をむけましょう的な流れパターンは少なくありません。

しかし年々、漢字の読みがなを答える問題の難度が高くなってきていることにも注目です。さらに文法では、文節の修飾についての設問も多いので文法的な単語や文節の見直しはしておいた方が良いでしょう。

 

段落ごとにメモして構成を考えよう

長文問題における主要な設問は記述中心と考えても問題ありません。段落ごとの内容把握を問う設問になる傾向が強いです。段落ごとの内容を比べて意識し、ゴールである最後の段落箇所で何を伝えたく、途中段落で何を具体例としているか考えて読む練習が求められます。

内容を意識しながら読み進める自信がなければ、段落の頭に、簡単なメモをすることを当塾では指示しています。メモは内容が連想できる程度の単語や箇条書きですが、内容を結びつけながら読み進めることに役立ちます。

時おり指定字数の長い記述問題も出題されますが、設問文の流れやキーワードを手がかりに、メモと内容があてはまる段落を見つけられれば正解率も高くなります。国語の長文は内容があっているだけでは点数がもらえず、設問で求めているキーワードを長文中から用いている場合だと途中点が付与されます。そのため、出題が求めている段落を見つけ出して、抜き出してきな記述解答を行えば点数が期待できます。

 

大問2は「こだわり」が多い

過去問を解いている中学3年生であればお気づきかもしれませんが、大問2における小説では、こだわりをもって働いている人が登場する文章が何故か多いです。小説の設問は、登場人物の心の動きを問うものが多く、変化そのものに対する内容や理由を説明する設問が目立ちます。

登場人物の変化に強くなるには、リード文と言いますが、冒頭に書いてあるあらすじを、もらさず読んで理解することが大切です。冒頭のあらすじをしっておくだけで正解できる記述問題も少なくありません。

あいまいなものは問題になりにくい

心情を答える場合に多いですが、読み手によって感じ方がさまざまな部分は出題されることはありません。入試前には過剰に難解な問題が出されたらどうしよう?と動揺する生徒も多いですが、解釈に困る設問は答え合わせをする学校にとっても厄介であるのは間違いありません。そのため、微妙な問題はでないと意識しましょう。しっかり勉強して教科書にも出ていた知識と、ちゃんと読み取れる問題しかでないという考えで十分です。

古典問題は注釈を大事に利用する

石川県公立高校入試における大問3古典は、教訓ネタであることが殆どです。登場人物に起きる出来事を通して、何らかの教訓を伝え、それを設問として問う形になっています。注釈として、不明な語に対する訳がつけられていますので、訳注と設問を読むことで、ストーリーをあらかた想像できることが多いです。あとは教訓ネタですから、常識的に正しいものを意識して解答するだけでも正答率は変わってきます。

時おり表現技法を問う選択問題で悲鳴を上げている生徒もいますが、選択肢の長さだけで惑わされているケースも多いです。選択肢の文中にある表現技法の名前と説明箇所をみるだけでも、明らかにおかしな技法説明をしているものが見つかります。一部分だけを見比べるだけで。候補を絞れるので、焦らずに目を通すことをオススメします。

 

作文で大事なことはアウトプット練習の有無

国語が苦手という子でも、作文は手を付けてほしい問題の一つです。年々、見た目や形式は変わっていますが、与えられたテーマやグラフや写真などの資料をもとに、自分の考えを書くことで十分な点数になります。根拠として理屈よりも、自身の体験や理由をまじえた方が原点は少ないです。練習しない生徒には石川県の国語作文は指定字数が多いため、今からでも時間を計測して文章を書く練習を強くオススメします。

 

丁寧な勉強と見直しこそ合格に繋がる!

今回は中能登町の個人指導塾拓杜が、得意とする国語指導の一環として、石川県高校入試国語のポイントを紹介しました。受験勉強の方法として、過去問題を解きこなすことは効果があります。しかし、ただ解いて終わりという勉強では、間違いなく効果は出ないでしょう。解いた後の丸つけをして、セルフジャッジを冷静にして、すべて「わかる」という状態にして次にすすむことが重要です。

ただいま個人指導塾拓杜では、新受験生の募集を行っておりますが、現受験生の方の相談やアドバイスも対応いたします。気軽にお申し付けください。」