塾ログ@オンライン塾講師たくとのブログ

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最近の大学受験は小学生をなめてはNG

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先日、数検の話を中学生・高校生と話をしていました。国語力が確かで、ちょっとした計算力や算数の力があれば高校受験や大学受験にも対応できると。

 

この話に関しては、懐疑的でしたが、上記の小学生向けの思考力問題と大学生の問題をみて、当塾の中学生は少なからぬインパクトを覚えたようです。今回は復習に身が入らない学生さん、中学や高校など、受験になって頑張ればいいと漠然と考えておられる保護者様へ、思考力と勉強についてポイントを紹介いたします。

 

 

大学受験に必要なことは小学生でも習っている

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この問題は大学受験に出題されることも多い問題の一つです。類題も多く出されているので、学校の課題や演習でも目にする高校生は多いはずです。小学生の思考力問題と似てはいませんか?ここで意識して欲しいのは、この問題は小学生の一つ上である中学生ではなく、高校生の問題として出題されていることです。

 

念のため問題の解き方を解説

この問題を解くポイントはいかに、書いていなくてもわかるルールを引き出して、当てはめることができるか、つまり『論理的』に考える力が必要になります。

今回は、試合を一回やるごとに、「1つの負け」が生まれるということを意識することが大事です。

つまり、全試合における負けの数を数えれば、それが試合数となります。さらに、トーナメント戦では、「1チーム1回」しか負けることができないという風に考えることも欠かせません。

すると、優勝する1チームを除くと、必ず全チームが1回だけ負けることになりませんか?

あとは全てを当てはめると、試合の数=負けの数=(全チーム数)-1=48試合となります。


このように、考えて当てはめて、解いていくことが成果へのカギと言えるのです。

 

復習を大事にすることを塾では徹底

ご家庭や他塾様、おそらく学校でも復習をしたがらない生徒は多いです。小学生の勉強を身につけていないまま、中学生・高校生になるケースが目立ちます。要は復習をして、本来は身につけるべき勉強から始めれば、多くの場合、受験勉強として機能します。わからない原因さえ消していけば、自ずと問題が解けるようになり連動して、他の勉強にも繋がっていくからです。

当塾では、毎年地元の高校受験で、「あいつは無理だろう!」と周りが断定している生徒を毎年合格させています。その方法はいたって簡単です。

できていなければ、できるところから始めて勉強させる

この一点です。

 

障害となるのは「恥ずかしい」と「めんどくさい」

当塾は、この復習重視ですから、できていなければ高校生だろうと中学生だろうと、とことん掘り下げてプリント演習で復習をさせます。これが当たり前ですので、

「あの塾(個人指導塾拓杜)に行ったら、勉強しないとだめな空気があるby Y(当時中3)」と生徒が喜んで自習に来たいとリクエストしてくれるようになります。ウチでは自習は当然のものではなく、勉強や約束を守っている生徒へのご褒美ととして与えられる権利になっています。

 

この復習とご褒美スタイルは地味に大事です。多くの方が身に覚えあるように、復習を嫌がる学生は少なくありません。いまの学校で提出や実施を求められない勉強をすることは手間がかかりますし、恥ずかしいと思われるケースもあります。

 

いつまでも変わらない原因こそ取り組むべきこと

いまの勉強で大変なのに、復習なんてやってられないというご意見をよく耳にします。しかし、大事なことを見落としていると私は相手が保護者様であってもお話しするようにしています。

今できない原因を直さない限り、いつまでたっても状況は変わらないし、その時だけ楽な方法で解決すると、もっと都合がよい方法を求めるだけですよ。」と

 

ちゃんと覚悟をきめて、取り組んでいただければ、遅れを取り戻すことは想像より早いことが多いです。それは、さすがに勉強がわからない・嫌だった当時よりも生徒たちが精神的にも学力的にもレベルアップしているからです。あの時は歯が立たなかったのに、なぜ簡単にできるの?と自問している生徒も珍しくありません。

 

こうしてわからないピースをうめる受験勉強や通常学習すれば、点数アップは十分期待できます。

 

塾で教えることは知識より知恵

今回は個人指導塾拓杜が、勉強のポイント、特に復習にたいする考え方をご紹介しました。勉強は知識と知恵の連動が必要です。それぞれが機能しないと、点数アップや志望校合格は優しくありません。知識は生徒たちの調べる・練習するの繰り返しで、頑張っただけ増やすことができます。

あとは知識をいかに活かして、結果へとつなげるか!このノウハウを当塾では、意識して指導していきます。

 

現在の受験勉強にお困りの保護者様、学生のみなさん、お困りのことあれば、気軽にご相談ください。