塾ログ@オンライン塾講師たくとのブログ

石川県にあるオンライン専門の学習塾ブログです。オフラインの経験も合わせて30年以上経験あるプロのオンライン家庭教師が、取り組んでいる日常とおすすめ最新情報を発信しております。

質問力・説明力

f:id:takutostudy:20180815151026p:plain

ドタバタしている間に、夏休みも三分の二が終わろうとしています。今週末は、いよいよ志賀町の貸別荘で行われる合同勉強合宿です。今年もここまで来たか!という感慨と、来年からは別の候補地の案もあるので、合宿自体に思いもひとしおです。当塾では生徒たちにホウレソンソウ(報告・連絡・相談)を徹底し、それができない場合には退塾という選択肢をとることもあります。今回は、塾の使命である点数アップ・志望高校や大学合格に対する中能登の塾・個人指導塾拓杜の考え方を紹介いたします。

 

塾にいる意味がない?時には非情になることも

当塾では生徒たちに繰り返し、月謝と塾へ来る意味を問うことがあります。家や図書館でも出来ることを、お金を払って塾にくるメリット・意味は、お金を払わねば得られない情報や環境が手に入ること、それをフル活用することにポイントを置くべきです。そのため、当塾では機能していない場合はサービス変更・退塾勧告には躊躇しません。最近でも、保護者様は一所懸命に努力されているのが心苦しいのですが、当塾の指示・指導にそぐわない契約を解除させていただくことにしました。

周りにとっても良いことはなく、何と言っても生徒さんそのもの、保護者さまに負担に見合わないことが当塾では耐えられません。非情かもしれませんが、そういう結論となりました。

 

分からないというものを誤解するともったいない

時折、生徒に注意することですが「わからない」ということを勘違いしている子がいます。だいぶ前に「わからないから指導をお願いしているのに、、なぜ叱ったんですか?」と、保護者様からのお叱りもいただきました(笑)

小学生ならともかく、中学生・高校生であれば、一定水準の「調べる力」を持っていないとおかしいです。先日は中学レベルの文法をGoogle検索したのに「わからない」というキレ方をした高校生もいて閉口しました(笑)検索で出てくる情報が多すぎて、その子の読解力では判別できなかったようです。

自分の状態を冷静に考えて、いくつかのツールや参考書・教科書を読んで、それでもわからないところを質問するということが、地味に重要です。

 

またそういう勉強をしている子の質問が、明らかに勉強不足の子の質問とは違います。プロの講師は、「生徒の質問力」を判断して指導に役立てています。

 

調べるほど具体的になるものが勉強

よく叱る生徒の特長として、「説明があいまい」「なにを知りたいのかわからない」という残念な共通項があります。勉強は調べれば、調べるほど、漠然としたものが削がれていきます。そうすることにより、質問されたときには不明の正体みたいなものがクリア―になっています。その状態であれば、教える方も密度が濃い・有用な情報やアドバイス提供ができます。そうでなければ、ばくぜんとした情報になるか、すごい長時間の解説をすることになり、調べることを怠る子が、その解説についてこれるかの方が心配になります。

特に個人指導塾拓杜では、8割以上の生徒と課外イベント、食事や宿泊を同行しています。行動パターンや性格を熟知しているので、手抜きは一目瞭然です。当塾で行ってる添削指導でも、手抜き質問はバッサリとダメ出しします。

 

目的があるから「説明力」と「質問力」は大事

誰にでもシツコク言い続けていることですが、至れり尽くせりという環境は、学生にはオススメできないという考えを私は持っています。何か物足りないから動くというスイッチが、勉強、特に受験には必要だと考えています。これさえ覚えておけばバッチリ?たった一度で理解できる?そんなわけない!という発想が持てる生徒は伸びます。

慎重に、自分の目的に対して取り組んでくれる可能性が高いです。

 

そして自分がどんな状態であるか、何を知りたいのか、与えられた条件下で効率よく達成する手段を考えられるようになると、勉強どころか大学や社会にいっても通用する人材になる自信しかありません(笑)これまで当塾を卒業して頑張ってくれているOBやOGたちがそうですから。

 

だから、いま携わっている子たちには表現力をしっかり身につけて「説明力」「質問力」として、自身のスキル・レベルアップに役立ててほしいと切に願います。

 

高校生コース進学メンバー対象に質問アプリ

大学受験にむけて勉強に励んでいる生徒がいます。まあ、おせじにも今年はバッチリとはいいがたいメンバーです。「ちゃんと質問しないと伝わらない」「約束守りなさい」「しっかり調べたうえで質問しなさい」と私や専門スタッフの声やメッセージが飛び交います。嬉しいのは、指摘されたことに向き合ってくれることです。

 

そういう生徒たちだからこそ、指導していない教科のサポートにも手を貸したくなります。受験生メンバーには毎月60分間無料でどの教科でも質問してもいいアプリを用意しました、この60分が曲者で、調べない楽な考えで用いると4回ほどしか使えません。しかし、しっかりと「説明力」「質問力」を携えた生徒であれば、10回以上の質問に用いることが出来る優れものです。

 

どんな風に質問・説明を磨いてくれるのか、それを楽しみに見守りたいと思います。