もう世間ではお盆休み真っ最中ですね。私は少しだけ体を休めつつ、来週末にある勉強合宿に向けて準備を行っています。これが終わると夏休みも終わりかななんて思うんでしょうね。
高校3年生と面談
お盆の時期でみんながバラバラの時間に来るので、比較的個別に話がしやすくなっています。そのため進路や学習状況について、再確認をしたり、アドバイスをしたりということを積極的に取り入れています。昨日は、文系教科を塾でがんばっている高校3年生と初めてじっくりと話をしたかもしれません。
認識の違い
私自身は学習状況について順調に来ていると感じていたのですが、その生徒自身は少し不安に思っていたようです。その理由は簡単で、模試の点数に明確な変化が感じられないことだったようです。説明すると納得してくれたようで、これから夏休み後半戦でがんばってくれると約束してくれました。実はちょっとしたことが、見えてないだけだったんです。
夏前半に取り組んでいたこと
高校3年生の英語では、前半は文法中心に、正解を絞り込む練習をしていました。実は文法問題と言うのは配点が少ないため正解率が上がっても点数の変動は大きくはないと言うことがあります。面談した生徒は文法の正解率が安定していたのですが、これまで取れていた点数と明確な違いが感じられなかったようです。
夏休み後半は長文読解
昨日は面談の後半でやってみせた読解トレーニング、面談していた受験生にはしっくりきたようです。私の指導を受けた生徒ならわかると思いますが、私の読解は理屈と言うより感覚的なことで指導することが多いです。そのため読解指導は解説型が多いです。そのため大勢が集まる時間では行わず、個別に時間をとって指導するようにしています。教科書やワークみたいな解説と言うのは普段使わない言葉が多いので、極力私の言葉で、極力生徒たちが知っている流行物を例えにして解説するようにしています。
配点が高い長文問題は高得点につながる
大学受験では長文読解が明暗を分けるといっても過言ではありません。文法問題の配点の3倍から4倍あたりの点数になるので、正解が5問アップだけでトータル20点変わることも珍しくありません。模試を受けているとわかりますが、英語は200点中130くらいが長文・作文系になるので高得点を狙うには避けられないハードルです。面談していた生徒は時間配分が苦手で、後半やゴールにたどり着けないこともあったので、点数に貢献していませんでした。ここを攻略することが後半戦の対策になるという説明が笑顔をもたらしてくれました。
最低限の語彙力や文法も長文には必須
それなら最初から長文やれよと言う意見もありそうですが、どうしても設問を解く上で最低限の文法や熟語、単語力と言うものも必要になります。そのため読解に必要な知識取得を夏休み前半は心がけました。面談時に高配点の割に苦手な人が多い大問4をアドバイス指導しました。その後、過去問を解かせてみると正解率が8割を超えました。思いもしない手ごたえに、満面の笑顔が印象的でした。
1人では思いつかない攻略法や戦略と言うのを塾では練っています。面談した生徒もさらに意欲が増したようで積極的な質問回数が増えて、指導に取り組んでいます。私自身も志望大学合格に向けてがんばっていきたいと思います。