私立高校入試も終わり、石川県はいよいよ公立入試一本の流れです。
結果を踏まえて、進路を確定し覚悟を決める必要があります。
昨夜も、私に決めて欲しそうな生徒もいましたが、あくまで決断するのは自分でとスルーしました。
ここは、私や学校の先生のアドバイス、これまでの自分、これからを冷静に考えて踏み出さないと今後のプレッシャーには打ち勝てないと思うからです。
僕はアニメや漫画が嫌いでは無いので、こういう時は「るろうに剣心」という映画にもなった作品を思い出します。
主人公が、最後の強敵を倒すときに師匠の反対を押し切り、極めた最終奥義は無敵のはず。
それを用いても、一度は過去の過ちで招いた誤解で怒り狂う相手を仕留められませんでした。
その技自体はすごいものなのに、なぜ相手に通用しなかったのか。
その理由は、主人公がどこか過去にうしろめたさを感じ、自分の未来を諦めている姿勢にあり、その姿勢が無意識に威力を半減させていたからでした。
そのことをしってか知らずか、一度は大敗し生きる望みを捨て落ちぶれた主人公、でも己の根本を見出す一大事に、自分の生き方を改めて決断し、再起し再び強敵と相見えます。未来に生きる覚悟を決めた必殺奥義は、これまでより「一歩の踏み出し」が違いました。
単なる一歩の踏み出しですが、技の威力は凄まじく主人公は今度こそ勝利をもぎ取ります。
この流れを、私は主人公緋村剣心から、教えている受験生たちをイメージします。
いろんな葛藤や不安はあると思います。でも、覚悟を決めて踏み出さない限り、結果は現れません。願わくは、強い一歩を踏み出してくれることを願っています。