これからの時期で、過去問や実戦レベルの問題を指導に取り入れることは多くなります。
合っていると思えば、市販の問題集でも学校課題のワークでもなんでも取り入れてしまいます。だいたい、問題を制限時間を決めて解いてもらうことが多いです。ただ解いても力や実践力はつかないので、「ありえないシリーズ」を付け足します。
例えば、試験開始して陽当たり良くて寝てしまい、気づいたら残り15分しかない!お腹痛くて押さえてて、痛みのピークが落ち着いたら、白紙で残り10分とか、そんな感じです。
そういう状態で目標点数を決めたり、解く順番を指定することが定番かも知れません。
時々心配になるのが、「やった」「解いた」という行為に満足しちゃっている生徒が怖いです。おそらく、というか大抵の場合、こういう生徒の点数は微妙です。
何が良くないかと言うと、分析が足りていなかったり、ただ答え合わせすることで終わったりすることがダメです。過去問は複数年度をこなしてみると大問の流れが見えてきます。大問の中の小問パターンみたいのが感じられたりします。
ズバリこれしかない!というものは余り特定出来ませんが、これ多いよね?というくらいは学生でも十分に発見できます。そういう積み重ねが、点数アップに取って不可欠な骨組みになります。
次に過去問で大事であるのは、その年度の合格点がわかっていることです。その気になれば、当時の受験生だったら自分自身は合格or不合格を体験できるということを忘れてはいけません。その結果を踏まえて、自分自身の得手不得手を分析して次につなげることが出来ると私は考えています。
改めて、過去問をこなすことに躍起になっている学生さんがいるとしたら、少し考え直してみることをオススメします。