先日、所属しているネットワークで塾業界の闇というキーワードに目が釘付けになりました。
結局は、教えるツールが近年急激に良くなっているから、道具や施設ばかりが目立ち、指導力不足の先生が多い塾が増えていることを危惧しているように思います。
さほど良くない塾が増え、それで「塾」というところに行っても結果が見えないという評価を多くもたれ、その評価をくだした繋がりから徐々に、塾利用が減っていくという流れを考えたら怖いかもしれません。
はっきり言って私も受験業界で、もう少ししたら20年になります。国語、英語が専門ではあるけれど、百%の指導を誰にでも出来るか?という質問には正直答えにくいです。結局のところ、「合う」「合わない」は少なからず存在することは間違いありません。
要は「合う」という部分を、フル活用することで他塾と差別化を図り、ご家庭や生徒にわかってもらうことにつきるのではないでしょうか。
私が心がけていることは、どういう考えの塾長であるか、どういうイベントを行い、どういうことに厳しいのかを事前に伝えることです。この時点で教育方針の違いを感じる方もいるかもしれません。
次に。どういうことを目指す生徒が多いか、頑張っているかをブログやSNSで伝えるようにしています。価値観や目標が同じ生徒が多く集まるのであれば、その塾での指導は機能することが多いはずです。
一番大事なのは、道具を過信しないことだと思います。あくまで自身が責任持って伝えることが出来ることの補助利用が無難なのではと考えています。自身が出来ない教科を行えるとする塾が問題になっているような気がしています。
当塾もパソコンやネット教材を利用していますが、使用率は最大50%で、残りは私の感覚や経験を指導するプログラムがイチオシだと考えて行動しています。高校数学は不得手ですので、高校生は文系メインだとハッキリ明示しています。少なくとも、その指導を受けて高校や大学に合格し、中には社会で活躍しているOB、OGが少なからずいますから。
塾も指導そのものも、伝えることが最も難しいと痛感します。