来週から高校生のテスト時期なので。対策を兼ねた指導を今週は行いました。
この時期の現代文に多いのが山月記。
高校生の現代文で記憶に残っているのが「こころ」という人も多いですが、教えている方からすれば「山月記」も印象に残る作品だと思います。
どちらの作品も生徒が続きとか気にする内容です。
山月記という作品を大まかに説明すると、
周りを気にかけず自画自賛していた人が虎になり、偶然友人との再会で自らを振り返る話。耳の痛いことを言ってくれる師や仲間に囲まれて、自分自身を磨いていたら、こんな悲惨な状況にはならなかった。流石に、誰しもトラになるような非常識なことには遭遇しないでしょう。しかし、試練から逃れて、後に後悔することは珍しくありません。
そういう人生の教訓みたいなものが理解しつつある10代後半には良作のストーリーだと思います。ちょうどテスト範囲だと、せっせとストーリーを読み返している生徒たちが塾の教室内で頑張っています。しっかりと知識的にもメンタル的にも理解して頑張って欲しいです。